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老人看護に興味があり思い切って転職したのが正解だった

病院に就職したけれど老人看護にずっと興味があった

現在は育休中で専業主婦をしている30代女性です。もともと総合病院の消化器内科に勤務していたのですが、学生の頃から老人看護に興味があったので、思い切って施設に転職しました。

もとの職場にも特に不満はなかったです。やっぱり、老人介護に興味があったことと、それに結婚がきっかけでした。転職先の特別養護老人ホームは夜勤がなく、オンコールも基本的になかったので、子どもが生まれたらそのほうがいいと思いました。いまは育休中ですが、しばらくしたらまた職場に復帰するつもりです。

転職先の施設は環境もよく成功だったと思う

転職する前、介護師さんと看護師さんの仲があまり良くない施設が多いという話をよく聞きました。私の転職先の職場はそんなことはなく、お互い歩み寄る雰囲気があったのでよかったです。先輩看護師さんがやわらかい雰囲気の方だったので、その方がうまく橋渡ししてくださっていたように感じます。

病院勤務とは違うけれどやりがいがある

施設勤務の場合、病院勤務とは違い、施設入居者の健康管理が看護師の主な仕事になります。具体的には、バイタル測定、点眼、床ずれの処置、内服薬の管理、医師の診療補助、インスリン注射が日常の主な仕事です。また、食事介助が必要な方が多く、介護師さんだけでは人手不足なときには食事介助も手伝いに行きます。

正職員が3人、パートが5人いて、医師は2人が曜日ごとで来るという職場ですが、入居者の急な不調には、看護師が救急車搬送や診療に付き添うこともあります。そのまま入院の手続きが必要なときはそれも行います。医師の指示による点滴をするときもあります。年に一回は健康診断で採血などもあります。デイサービス利用者のバイタル測定、処置も同様に行います。

最初は、看護師と介護師の仕事の線引きがあいまいなことに戸惑いました。私も初めは、入浴介助やトイレ介助などの日常の介助にも、どんどん関わっていこうと思い働いていました。しかし、ほかに看護師しかできない仕事もあるし、介護師さんより介助の機会は少ないため、細かい角度やその方なりのペースなどもわからず、かえって迷惑をかけてしまったりしました。

また、私が手伝うことで看護師全体がそういうことをしてくれるものだと思われると、高齢の看護師さんに負担をかけることにもなり、あなたはやってくれるけどあの看護師さんはやらないよね、と言われるのも困ります。手のあいているときは必ず手伝うけれど、基本は看護師ができる仕事をしっかりやっていこうと考えるようになりました。おかげで私自身、ムリせずに勤務できるようになり、それがとても良かったと思っています。

介護施設ならではの経験も積める

これは私が体験したことですが、あるご主人が認知症の奥様を施設に入れ、毎日面会に訪れて仲良く時間を過ごしていました。ご主人は、自分で介護していたときは心身ともにすごくしんどかったけれど、いまは自分の時間を持てるようになり、心にも余裕ができて、優しい気持ちで接することができるようになった、施設にお願いして本当に良かった、と話されていました。施設に入れるイコール悪だ、という気持ちがある人もあるかと思いますが、必ずしもそうではないと思います。

介護施設は、看護というより生活に密着した手助けが行える場所だと思います。高齢者の生活の質の向上に興味がある方にはオススメです。